人気ブログランキング | 話題のタグを見る

奄美ICTの前田守のブログです。「奄美でもできる。奄美だからこそできる道がある。」と信じています。
by DrMaeda2005
マネジメントとは何か?
 Hさん、Mさん、Yさんが真剣に議論されていますので、私も参加させてください。非常に嬉しい限りです。この点を名瀬市IT企業塾の受講生が真剣に考えてくださること。発表してくださることに感謝します。

 ドラッカーは、マネジメントの役割を定義して、以下の3つの点をあげています。この3つは異なる問題でありながら、ひとつも欠くことができません。

 1.自らの組織に特有の使命を果たす。
 2.仕事を通じて働く人を活かす。
 3.社会の問題について貢献する。


 Hさんいわく

 > 一流大学を出て
 > 一流会社に就職して
 > 3ヶ月で辞める時代

 私自身が、そのような時代に身を置いてきた者として言えば、90年代に価値観のシフトが起こったように思います。この転換期にITが及ぼした影響は、はかりしれません。多様化する価値観も、突き詰めれば、個々人が情報収集をしやすくなった結果ではないでしょうか。

 画一的な(ステレオタイプな)価値観は、多くの場合、情報が限定した経路でしか入手できない時に起こりがちです。学校の先生が「優等生」の理想を打ち出しても、いまの生徒がついていかないのは、生徒の情報源が多様化しているからでしょう。

 おなじように企業においても、私は「ボス」企業と「リーダー」企業があるように感じてなりません。感覚が鋭い方は、この一言でお分かりになるでしょう。

 奄美において、私たちが目指すべき企業はどちらか。名瀬市IT企業塾でみなさんにお伝えしてきたとおりです。

 仕事を通じた自己実現。
 仕事によって得られる自己成長。
 仕事によって得られる社会との連帯感。

 「社会は一人ひとりの人間に対し、自分は何か、何になりたいのか、何を投じて何を得たいのかを求める。この問いは、役所に入るか、企業に入るか、大学に残るかという俗な問題に見えながら、実は自らの実存にかかわる問題である」

 「今日の問題は、選択肢の少なさではなく、逆にその多さにある。あまりに多くの選択肢、機会、進路が、若者を惑わし悩ませる。」


 いまのみなさんがあるのは、結果、みなさん自身の問題です。公務員は給料が多いから良いとか、個人事業主は(家計と経営が分離されていないので)金回りが良いとか、学校の先生は(好きな)学問をしているから良いとか、現時点で、他者の生活(他山の石)との比較をしてもどうしようもありません。

 目指すべきは、現在から未来へ。

 未来は「現在とは」異なります。断絶の向こう側にあります。しかし、未来は現在から出発しています。


 竹田陽一先生や栢野克己先生は、多くの経営者を分析し、中小企業の経営に「学歴」は関係ないと断言しています。私もそう感じています。一方、成功を持続する経営者のほとんどは「学んで」います。

 学ぶスタイルも多様です。
 視覚によって、聴覚によって、直感によって。
 本を読んでも、セミナーに行っても、現場(職場)で仕事を通じてでも。


 名瀬市IT企業塾のような「場」が持てて、私は本当に幸せです。時代を(奄美を)突き動かしていきましょう。これからもどうぞよろしくお願いします。

 仕事の最大の報酬とは、何か?

 追伸:
 本日より@やっちやばの2階の施設工事が本格化しました。詳しくは、@やっちやばブログで。
by DrMaeda2005 | 2006-01-10 16:13 | 人材育成研修
<< She may be wait... DreamWeaver講習、お... >>