9月8日(金曜)
奄美市IT企業塾・奄美市IT人材塾(※)の説明会も兼ねた「ネット販売啓発セミナー(主催:奄美産業活性化協議会)」が開催されました。
当日はあいにくの雨天でしたが、啓発セミナーには幅広い年代の方々が約100人も参加され、活発な質問が次々と出て、楽しい時を過ごせました。
奄美大島の人材育成事業としては、個人単位で100名も参加されるのは異例だと思います。それだけ奄美地域のみなさんはネット販売に強い関心をお持ちであり、私も限られた時間でしたが精一杯、IT企業塾等の説明をさせて頂きました。
ネット販売啓発セミナーの様子。
奄美市役所の信島さんの挨拶でスタート。
私(前田)が進行を行いました。
1.里村実さん(アドヴァンスウェブスタジオ)
2.安田祐樹さん(中央写真館・プロカメラマン)
3.榊翔子さん(奄美こどものくに)
4.質疑応答
5.IT企業塾などの説明(前田)。
の順で進みました。
里村実さんは「ネットショップ、ネット販売の流れ・仕組み」を説明されました。セミナー開始前の里村さんはかなり緊張していたのですが、始まったら、さっきまでの緊張がウソのように、すらすらと説明されました。見ていた私もビックリでした(^○^)
安田祐樹さんは「デジカメ操作 絶対おぼえて3つのポイント ☆ 2つのおまけつき」というテーマでデジカメ撮影術をご紹介いただきました。露出補正、ホワイトバランス、ズームの3点にしぼって、分かりやすい説明をされました。このデジカメ講座は、大変評判が良かったです(^○^)
榊翔子さんはネットショップ「奄美こどものくに」の歩みを紹介されました。ネットショップ運営の際のポイントや名瀬市IT企業塾で学んだことを実践し、成果が出た部分を詳しくお話されました。実際に使用した雑誌広告は参考になったのではないかと思います。
榊翔子さんの5つのポイントは
・雑誌で集客、ネットで販売の仕組みを作っている事。
・既存のお客様へのアプローチに重点を置くように営業体制をシフトした事。
・写真撮影技術を武器にホームページ、カタログ、DMなどを自社製作している事。
・笑顔で電話応対をしている事。
・内地で仕入れた商品を、ネットを利用して、内地に売っている事。
この中でも、「内地で仕入れた品を、内地へ売る」の部分は、奄美地域にとって、さまざまな可能性を示唆していると思います。小売業者としての「目利き」の部分。商店街のみなさんにも、今一度、再確認して頂きたい部分です。
質疑応答では、会場から次々とあがる質問に対して、講師のみなさんが回答しました。商品説明の文章量を多くする(文章力を身につける)、キーワード出現率を調整する、技術だけでは販売につながらないので売り方の工夫をする、お客様を意識する(どこ、だれ、なに)、ブログを利用したアフィリエイトの可能性、ネットショップの欠点の実例などをお話しました。
IT企業塾・IT人材塾の説明の前に、会場にお見えになっていたIT企業塾OBの森和富洋さん(有村商事・総務部部長)にIT企業塾の雰囲気などをお話いただきました。2分間という限られた時間でしたが、「社会人が週2回学ぶことの大変さ、共通の目標を持った受講生の成果・努力が刺激になる、100万円払ってでももういちど受講したい」など、情熱を持ってお話いただきました。
IT企業塾・IT人材塾の説明は、簡略に済ませました。ネットで書くのは控えたほうが良い内容もお話しましたよ(^○^)
セミナー終了後は、個別で質問などにお答えしました。私で10名ほどの方にお話しました。他の講師のみなさんも質問にお答えしていました。
市民のみなさんの関心はとても高く、パッケージ事業(地域提案型雇用創造促進事業)が、奄美地域で有効に活用されていて、本当に嬉しく思います。
昨年のIT企業塾の評判が、今年はますます強い関心につながり、市民のみなさんのニーズをひしひしと受け止めています。お申込者のうち、想いが詰まって泣き出される女性もいました。就職を希望する学生さんたちのためにIT企業塾メソッドを導入したいと受講を真剣に検討されている高校の先生もいらっしゃいます。苦境を打開したいと真剣なまなざしで説明を聞くみなさん。
今年も大きな「感動」を共に作っていけたらと思います。
9月14日から受講者の選考作業を始めます。結果が出るまで、お待ちくださいね。みなさんの想いを精一杯、受け止めます。
※奄美市IT人材塾の正式名称は「SOHO起業家創出支援事業」です。
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